第24回全国交流集会記録誌 発行中
仕様 B5判 本文70ページ 総カラー
頒価 500円(送料別 1部〜5部 185円予定)
内容
記念講演、分科会1・2・3報告、アピールなど
お申し込み
2023年の第24回全国交流集会の申込み受付は
こちら からどうぞ。
払込票でもできますが、なるべくこちらのフォームから入力いただけると、助かりますので、
よろしくお願いします。
リーフレットをご希望の方は、お名前、送付先、部数、電話番号をお知らせくだされば、お送りしたします。
「みんな大好き!くめがわ電車図書館-地域と共に歩んだ56年-」
話題提供:大塚恵美子さん(くめがわ電車図書館世話人)
東京都東村山市の団地の公園の中に西武電車が一両止まっています。プラットホームもあり、中に入るとそこは文庫「くめがわ電車図書館」。最近は毎回(週2回)40人ぐらいの子どもが来るとか。もちろん、運転席に座ってみたい子どもは並んで順番を待つそうです。
世話人の大塚さんにお聞きするとここを開設した56年前には、東村山市立図書館はなかったとのことです。市立図書館より先にできた文庫、どんなふうに地域と共に歩んでこられたのでしょう。文庫のことは絵本『でんしゃとしょかん』(深山さくら・文 はせがわかこ・絵 文研出版 2021年)に紹介されています。分科会ではさまざまな催しや日常的な積み重ねなど、工夫されておられることをパワーポイントで見せていただきながらお話をうかがいます。
「読書バリアフリーについて考える」
話題提供:田沼恵美子さん(元特別支援学校司書)
元特別支援学校司書の田沼恵美子さんに、特別支援学校で学校司書として実践してきたことを伺います。また、子どもたちとどんなふうに本を読んできたのかを、L・Lブックなどの本の紹介もしながら話していただきます。
2019年に障害の有無に関わらず、すべての人が読書による文字・活字文化の恩恵が受けられるようにするための読書バリアフリー法が、「誰もが読書をできる社会を目指して」施行されました。しかし、特別支援学校図書館の現状はとても厳しいものがあります。そこに学校司書がいればどんなことができるのかを考えたいと思います。
参加者からもいろいろな実践報告やご意見を伺いながら、サポートが必要な人の読書について考えたいと思います。
「歌を通じて平和を訴える」
話題提供:大熊啓さん(シンガーソングライター)
男三人兄弟の末っ子である私は、なにかにつけ兄たちのやることをマネしたがりました。長兄が親子読書会に参加していればそれについていき、次兄が少年少女合唱団に入れば自分も入団しました。
人の縁というのは面白いもので、その後私は声優の養成所に通う中で再び読書会につながり、また合唱団にもつながり、それぞれの活動の根底にある「平和」「人権」にたどり着き、今では音楽表現で人と語り合う人生を送っています。ありがたいことに2人の娘に恵まれ、子どもの頃は男だらけの家庭に育ちましたが、今は家に男性は私一人という中で、新鮮な毎日を過ごしています。子どもたちに絵本を読んで聞かせると、かつて母が私に読み聞かせてくれた絵本たちがキラキラと輝きます。
今の私をつくってきた、これまでの様々な本や音楽との出会い、出会いと気づきをみなさんと交流して、平和について共に語り合い考え合う時間を過ごせればと思います。よろしくお願いします。
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